wish

 たっぷり2時間は軍資殿にお小言を喰らった僕は、くらくらする頭を抑えながら一生懸命足を動かした。
 もーっシュウさんってば非道いよ。腹いせに重要書類に悪戯書きしちゃおうかな……って、そんなことをして後で苦労するのは軍主である僕なんだよね。
 う~ん。どうしてくれよう。
 あっ、いいこと思いついた♪今後しばらくはお風呂を『さらに呪われたお風呂』仕様にしちゃおう!シュウさんが密かに温泉好きなのは、ちゃあんと調べがついてるんだから。それも、人気のない時間帯を見計らって一人で入るのが好きってこともね。
 だあーれもっ、いない露天風呂に、妖しく目を光らせる土偶と、血の涙を流す落書き。ほの暗くも薄ら寒い空気の中で真っ赤な湯船に身を浸すのは、それはそれは愉しいだろうね。見てろよシュウ!夜中に一人でトイレにいけない身体にしてやるッ!!
「ね、ルック。セラウィスさんは?」
 正面玄関石版前まで、全力疾走してきた僕は、勢いづいて詰め寄った。てっきりここにいると思ってたのに案に反してルックはひとりだ。
「知らないよ、君の姉さんのところなんじゃないのかい?」
 魔法使いの弟子が、そっけない口調で言う。
 ナ、ナナミ、そっかナナミの方か。僕は踵を返すと、エレベータに駆け寄った。ボタンを押し、扉が開くのももどかしく飛び込む。
「4F!行ってくださいッ!!」
 乱暴に階数ボタンを叩きつつ、天井に向かって声を張り上げた。アダリーさんの発明品であるところのエレベータは、実は動力に人を使ってる。つまりは人力ってことで、これで偉大な発明?っていう疑問はさておき、それを知って以来、アップルや他の同盟軍のメンバーはあんまり使いたがらなくなった――間違って落とされちゃったら痛いじゃすまないからね。
 でも、いまの僕はシュウのお小言で疲れ切ってるし、エレベータを使うと階段を昇降するよりちょっとだけ早かったりする。
 いけっ!エレベータバーバリアンッ!!急いで僕をセラウィスさんの元へ運ぶんだッ!!!
 僕の祈り(叫び)が聞き届けられたのか、エレベータは常にない勢いで、上へ上へと昇っていった。

「セラウィスさんッ!!」
 ナナミの部屋の扉を勢いよくはね除ける。ナナミがきょとんとして僕を振り返ったけど、求める姿はそこにはなかった。
「あ、カイネ、シュウさんの話は終わったの?」
 お話じゃなくて、お叱りだよ。って、そんなことはどうでもいいんだ。
「ナナミっ!セラウィスさんは?一緒じゃなかったの?」
 僕の勢いに珍しくナナミが押される。
「マクドールさんなら、カイネがシュウさんといなくなったあと、フリックさんとビクトールさんが酒場に連れて行っちゃったわよ」
 酒場ァ!?青マントに熊め!僕がいない間にセラウィスさんにアルコールなんか呑ませて何をするつもりなんだ!!
 あんな酒癖の悪い奴等につき合わせるために、セラウィスさんをここへ連れてきた訳じゃない。もしっ!もしもだよ。酔った勢いでまかり間違って、あの人が籠絡されるようなことがあったら……もちろん、あの人があんな奴等なんかまともに相手にするとは思えないけどっ!けど、ほら、劇的な再会を果たした古馴染みだし、旧交を温めあうことなんかもあるだろうし、青マントなんか見た目だけ!(強調)なら、二枚目路線だし。そんなところにお酒が入っちゃったりなんかして、ほろ酔い加減になったセラウィスさんがちょっと頬の染まった顔で微笑んだりとかしたら……あの精神修業の足りない青い奴と、力だけはあり余ってる熊がムラムラッっとこないとは限らないじゃない?うぅ、マズイ!絶対良くないって!僕なら理性が吹っ飛んじゃうもん!!
 僕はエレベータに向かって再び猛ダッシュをしかけて……背後からナナミに襟首を掴まれてしまった。
「ぐえっ、な、なにナナミ?」
 あやうくムチ打ちになるところだった首を押さえて問いかける。急いでるんだけどな。
「マクドールさんのところへ行くんでしょ。あたしも行く!」
 それは別にかまわないけど……引き留めるならもうちょっと優しくして欲しかったよ。
 まあ、ナナミの力が有り余っているのはいまに始まったことじゃないけどね。僕は了承を返して、ナナミと連れだって1階へと引き返した。
  

「まずは再会を祝して乾杯だなッ!」
 いたいた。僕のセラウィスさん……と、まずはもなにも既に出来上がっている大酒のみの熊と他約1名。ビクトールさんは声が大きいから混み合っている場所でもすぐに見つけられて便利だね♪
 セラウィスさんはこんな安っぽい酒場の中でも、ひときわ輝いている。よく氏より育ちっていうけれど、この人の場合は両方揃っちゃってるもんなあ。
 僕が飛び上がって両手を振ろうとしたら、ナナミがそれを押さえつけた。
「ね、ね。あの3人がなにを話しているのか気にならない?」
 ふむ。言われてみれば、気になるかも。
 この前は、聞けなかった好きな本の話とか、音楽はどんなのがいいかとか、そう!あと、普段は何してますかとか。
 これじゃ、お見合いの席上の会話か。あはは、熊たちとそんな話されても困るよね。でも、それに近いことがちょっとでも聞ければ、僕のマル秘ノートの項目が増えるじゃない?
 マル秘ノートといえば、セラウィスさんの分は用意してなかったんだよな。後で買いに走らなくっちゃ。宿星のメンバーはちゃんと各個人別に専用のものを用意してるんだよ。ま、中身はたいしたものじゃないけど。リッチモンドさんの調査結果をもとに、弱みやら恋愛事情やらをかるーく、書き連ねただけのものだし。軍主として、配下の性質とか動向とかにはある程度気を配っておくようにってシュウさんに言われてるんだ。ついでに、ちょこっと端にソイツに対してむかついたことなんかを付け加えたりもしてるけど。
 もちろん、セラウィスさんのは、そんな塵芥のものとは別格だよ。紙も藁半紙なんかじゃなくて、ちゃんと上質紙を使ったものにして。表紙は角が精緻な金の細工で補強してあるヤツとかがいいよね。柄は……うーん。リリカルな花柄とかにしようかなあ。
 僕が心弾む計画に思いを馳せていると、ナナミが下から腕を強く引いた。油断していた僕はよろめいて、カウンターの角に頭をぶつけてしまう。
 痛いよナナミー。
「ちょっとカイネ。もっと頭を低くしなきゃ見つかっちゃうじゃない」
 あ、そ、そうか。ノートを用意する前にまず、情報を収集しなくっちゃ。
 僕たちは床に四つん這いになると、赤ちゃんみたいにハイハイしながら進んでいった。
 コレって、よく考えなくても挙動不審だよね。でも、そこはそれ酒場での出来事。みんな酔っぱらっちゃってるから、僕たちのことなんかちっとも気に留めてやしない。
 ……目立たないのはいいけどさ、人の背中にお酒を零したり、食べ物の汁をまき散らしたりするのはヤメテよね!
 この声はリキマルだな。後で仕返しなくっちゃ。閻魔帳……っとと、違った☆マル秘ノートに書き込んでおこうっと。
「……で?お前この3年間どこにいたんだ?」
 聞こえてきた、聞こえてきた。もー、フリックさんってばあいかわらず青いなあ。その質問は僕がとっくの昔にしちゃったよ。
「あちこちを、ね」
 言葉少なに答えるセラウィスさん。僕の時はもっといろいろなこと話してくれたのにね。フリックさん実は嫌われてるんじゃないの?
「なんでトランを出たんだ?レパントや元帝国軍の将軍達だってお前があの国を治めることを望んでいたんだろうに」
 あ、それは僕もちょっと疑問に思った。
「フリック達だって、あのとき姿を消さずにいたら、相応の地位につけていたよ。……いまから戻っても遅くはないけどね」
 よしてくれ、とフリックさんは手を振った。
「俺達はそんな柄じゃねえよ」
「僕も同じだよ。向いてなかったんだ」
 えーっ、そんなことないと思うけどなぁ。ほんのちょっと垣間見ただけでも、トランの人たちがセラウィスさんを崇拝しているのはよくわかったし。この人が何気なく見せた行動だって一国の主君として余裕で合格してますって感じだったけどなあ。
「お前が向いてないなんてことあるか!」
 フリックさんが机を叩いた。
「俺達が3年前なんで自分を犠牲にしてまでお前を庇ったと思ってるんだよ!お前が建てる新しい国が見たかったからだ!お前なら、理想の国をつくってくれると信じてたからじゃないかっ!!」
 うん。フリックさんの気持ちは、なんとなく解る。セラウィスさんには、この人なら!って思わせる何かがあるんだよね。
 けど、それってなんかちょっと違う気もした。置いていく方はそれで満足かも知れないけど、残される方としてはたまったもんじゃない。フリックさん、普段は人の気持ちを大切にする人なのに――やり方が青いけどね――どうしてセラウィスさんにだけ……。
「ちょっと、落ち付けって」
 それまで延々と杯を傾け続けていたビクトールさんが、フリックさんのマントを引っぱった。
「悪いなセラウィス。こいつも俺もそれだけお前に期待してたって事だ。気を悪くしないでやってくれ」
「うん……わかってる」
 あ、そっかあ……。そういうことなんだ。
 ビクトールさんの言葉で、僕はやっと理解した。あの二人にとってセラウィスさんはあくまでもリーダーだったってことなんだ。

 圧倒的な指導力で自分達を引っ張っていく導き手。
 自らの未来を委ね得る、理想と夢の実現者。

 己の全てを預けてしまえるほどに。セラウィスさんもまた一個人であることになど気付かないほどに。
 彼等にとって解放軍のリーダーは絶対的な存在だった。
 スゴイことなんだろうけど……ちょっと哀しくもあるよね。だって、そんなんじゃどんなに苦しいときでも周囲に甘えることができないじゃない?泣き言ひとつ零せないなんて僕だったら途中でめげちゃうよ。
 3年前のセラウィスさんには、ちゃんといたのかな。心の支えになってくれる『誰か』が――。
 少し前まで自分と同じような立場にいた人を思って胸を痛めていた僕は、そこではっと気が付いた。そうだ!そんな強力なライバルがいたら、僕とセラウィスさんとのラブラブへの道のりが厳しくなるじゃないか。彼の哀しみは、これからっ、この『僕が』!!癒してあげればいいんだよね。うん、頑張ろうっと♪
「ちょっとカイネ。何ひとりで力んでるの?」
 決意を新たにしている僕を、ナナミが怪訝な顔で覗き込んできた。おっと、いけない。あの人達の話はどこまで進んだかな。
 ビクトールさんに宥められ、セラウィスさんにあしらわれて、フリックさんはとりあえずしぶしぶと腰を下ろした。あれだけの剣幕で迫られたにもかかわらず、トランの英雄様の態度にはまったく変わりがない。これが格の違いってものなんだね。
「お前よ、その……さっき言ってたことは本当なのか?」
 感心していると、今度はビクトールさんから質問が入った。ちょっと言いにくそうに口籠もってる。
「さっきって年齢のこと?本当だよ。どうしてそんなに気にしてるの?」
「いや……赤月帝国の近衛にいたっていうからよ。あの国は軍隊に入れるのは16歳からだったろ?」
「僕の入隊は皇帝陛下直々のお声掛かりだったから。親の七光りなんだろうね」
 ふえ~。皇帝に直接任命されたなんてすっごーい。僕なんてハイランドのアガレス陛下の顔を直接見たことすらないのに~。それに七光りだっていうけどさ、セラウィスさんだったらすぐに実力を認められることになったんだろうなあ。
「俺もお前はもっと歳がいってると思ってたぜ。ここの軍主……は、まあ。特に子供っぽいけど、他の同年代の奴等と比べてもお前、落ち着いてたしな。なにより『真の紋章』持ちは歳を取らないっていうから……」
「えぇ~~っ!!」
 フリックさんの台詞を遮ってナナミが立ち上がり、大きな声を上げた。
「ちょ、ちょっとナナミ……っ」
 僕は慌てて押さえ込んだけど、時既に遅し。
 あーあ、酒場中の注目を集めちゃったよ。
「本当なの……『真の紋章』を持っていると歳取らないって……」
 あれ?なんかナナミ様子が変だな?
「本当だよ。『真の紋章』の主となりし者は、大いなる呪いと引き替えに悠久の時と、甚大なる力を手に入れる」
 セラウィスさんが静かに告げた。
「それじゃあ、カイネとジョウイ、も……?」
 重ねて問うナナミの声が震えていた。そっか、そういえば僕も『真の紋章』なんて呼ばれるモノを持ってたっけ。僕は床に座り込んだまま、ナナミに倣ってセラウィスさんを伺った。
 僕の憧れの人は、椅子から腰を上げると僕に手を差し伸べてくれる。わあ~い、セラウィスさんに助け起こしてもらっちゃった。
「カイネの紋章は、完全ではないからね。不老の呪いは受けてないと思うよ」
「そう……なんだ。よかったーっ」
 ナナミが肩から力を抜いて、ほっと胸を撫で下ろす。……ナナミ。ちょっとその反応は無神経すぎるって!僕は慌てて義姉の口元を押さえつけた。もごもごとナナミが抗議してたけど、無視して誤魔化し笑いで取り繕う。
「え、えっと。すみません。セラウィスさん。ナナミはちょっと僕達のことになると他が見えなくなっちゃうみたいで……」
「心配してくれる人がいるのは、いいことだよ」
 シュウの怒声にも、フリックさんの激情にも、ナナミの失言にも、動じないセラウィスさん。泰然とした態度が崩れないのはなにもかもを悟りきっているから?それとも、諦めているから、ですか?
「……セラウィスさんは、さっき『真の紋章』には呪いがあるっていいましたよね?」
 手に入るのは、不老と力だって言った。だったら、紋章から受ける呪いは、『不老』とは違うモノだってことだ。
「呪いがいかなるものなのかは紋章によって異なる。気になるなら自分で調べてみるといいよ」
「あ、いえ、僕の事じゃなくて……」
 僕の紋章に呪いがあるかどうかなんて、この際どうでもいい。中途半端な紋章なんだから、どうせ呪いっていったって大したことないんだろうし。万が一、大したことがあったら、あのおばは……じゃなかった、レックナートさんに責任を取ってもらえばいいだけだもん。
 そうじゃなくて、僕が聞きたいのは……。
「……これのこと?」
 セラウィスさんが自分の右手の紋章を示した。僕は緊張しながら頷く。
「これはね。27の真の紋章中もっとも呪われていると言われている……」
 え?
「おいっ、セラウィス!?」
「ちょっと待て。セラウィス!!」
 フリックさんとビクトールさんが顔色を変えて制止をかけたけど、セラウィスさんは穏やかな表情のまま続けた。まるで天気の話でもしているみたいになんの気負いもなく。
「使用者の身近な人の魂を喰らって成長する紋章。別名をソウルイーターと呼ぶんだよ」
 酒場の中が水を打ったように静まりかえった。
 暴れていたはずのナナミも、茫然として発言者の顔を凝視している。
「先の戦争で、随分と力を与えたんだけどね。それで満たされたわけじゃない。まだこの紋章は餓えている。だから、不用意に僕の近くに寄ると危ないよ」
 その、意味するところは。
「……セラウィスさん……」
 僕はナナミを放り出して、一歩彼に近づいた。澄んだ虹彩が映し出す自分の顔を見つめながら僕は、僕は――。
「感激ですっ!セラウィスさん!!」
 思いっきり、彼に抱きついた。
「カイネ?」
 あ。セラウィスさんちょっと困惑してる。周りのみんなも目を丸くして僕達を見つめていた。
「お前、セラウィスの言ったことちゃんと聞いてたのかよ」
 しっかりと聞いてましたともブルーサンダー先生。
「その紋章が欲しがるのは身近な人の魂なんでしょう?近づくと危ないってことは、セラウィスさんは僕のことを『身近』って認めてくれてるってことですよね♪」
 感動している僕は、より一層力を込めてしなやかな身体にしがみつく。こんなに早く僕のことを受け入れてもらえるなんて思わなかったよなあ。いまならシュウにだってキスできるくらい幸福絶頂な気分だ。
「お前……感想はそれだけか?」
 フリックさんが、額に手を当てた。
「そうですよ。だって『真の紋章』の呪いっていったって、いきなり襲われて食べられちゃうわけじゃないんでしょう?」
 もしそうだったら――僕には不本意ながら、今は僕よりもセラウィスさんの身近な存在である――ビクトールさんやフリックさんや、それにルックが生きているはずがない。
「そうだね。この紋章が喰らうのは、……どのような形であれ命潰えた者だけだよ」
「だったら、僕が死ななきゃ良いだけの話じゃないですか。大丈夫!バッチリです!!ちょっと不良品っぽいけど、ぼくだって『真の紋章』を持ってるんですからね!」
 本当はね。食べられちゃうのも悪くないかもって思うんだけど。
 この優しい人はきっと、自分が命を奪った人達のことを忘れない。
 永久に彼の記憶の中に自分を残しておけるなんて、すっごい誘惑だよね。けど、それをしちゃうといちゃいちゃする夢は実現しなくなっちゃうし、なによりこの人が哀しむだろうから。
 絶対に口には出さないけど。
 戸惑ったような表情で僕を見ていたセラウィスさんは、ふいに微笑みを浮かべると僕の頭を優しく撫でてくれた。
 ふわあー。キレー。今まで見た中で一番の笑顔だぁ。
「きみは本当に面白いね」
「……?そうですか??」
 別に、どこも変なところなんてないと思うけど。
 でもまあ、セラウィスさんがこんな素敵な微笑みを見せてくれるんならなんでもいっか☆
「そういえば、同盟軍の城を案内してくれる約束だったね」
 くすくすと笑いながらセラウィスさんが僕の瞳を覗き込む。
 大きく頷き返して、先ほど助け起こしてくれた時とは逆に今度は僕から手を差し出した。

 『真の紋章』の宿る彼の右手と手を繋ぐ。

 ふっ、熊に青マントよ。セラウィスさんはもらっていく。
 もう返さないからね。
 彼を彼として見ないような人なんかに。上辺だけの強さだけに寄りかかってしまった人達なんかに。この人は絶対に渡さない。
 その他の誰にだって譲ってあげる気なんてないけどさ。

 願わくば、いつまでも僕の傍で彼が笑っていてくれますように。

 僕は密かな勝利感を噛み締めながら、セラウィスさんと仲良く酒場を後にした。
2001/11/05 UP
さらに思考回路が突き抜けていく2主と、何を考えているのかさっぱりわからない坊ちゃん。
今回のお相手はビクトールとフリックでしたけど、一番の犠牲者はまたまたシュウになってしまいました(^^;;
一応、主従の仲はいい設定なんですけど……と、言ったところで、これでは誰も信じてくれなさそうですね。