皆さんこんにちは、カイネです。
幻水3プレイ日記第一回目のナビゲーターなんか押しつけられちゃいました。あんまりやる気はしないんですけど、とりあえず実況中継でお送りしま~す。
さて、まずは電源を入れてゲームスタートです。
うわっ!気持ち悪~~~!!3D画面はやっぱり酔います~~。
ヒューゴ「……っておまえ、まだオープニングで俺が馬を走らせてるシーンしか見てないじゃないか」
あ、ヒューゴ君だ。そう、まずはヒューゴ編からスタートです。
彼の父親についてはさまざまな憶測が飛び交ってますけど本当のところはどうなんでしょうね。この辺をルシアさんに聞いてみましょう。
ルシアさんどうぞ~。
ルシア「ふふ、言ってもいいのかい?全国の乙女が泣くかもしれないよ?」
……ということはやっぱり青い目が似ているという噂のアレが父親なんですか?!
うわ~甲斐性なしのくせに、奥さんと紫の上の他にお妾さんまで作ってたんですか。もう、しょうがないヤツだなあ。
ヒューゴ「母さん、まだ誰とも言ってないのに……アンタ決めつけてないか?」
まあ、そんなことはどうでもいいです。(いいのかよ?!:by ヒューゴ)
それにしても、村にたどり着いた途端、アヒルに人間は迷信ばっか信じてるとか言われちゃいました。
アヒルに言われるようじゃおしまいですよね。っつーか、なんでアヒルが喋ってるんでしょうね。
普通のアヒルとどう違うんでしょうか……加えてオープニングのアレは馬なんでしょうか?どう見てもチョ○ボもどき……なんて生命の謎に思いを馳せているうちに、ルシア族長に親書を手渡されました。ゼクゼンへお使いに行ってこいってことらしいです。
というところで第一回レポート終わり!
ヒューゴ「……おい、まだ10分ぐらいしかやってないんじゃ……」
だって、部屋の中でどこかに入り込んだら出られなくなって画面フリーズしちゃったんですよ。
それに気持ち悪さmaxで横にならないとどうにもならないみたいです~。
ヒューゴ「根性無し……」
何とでも言って下さい!
また次回にお逢いしましょう~vv
といっても次の解説者も僕とは限らないんですけどね。
それではです~vvv
二回目は、もう少し頑張って進めてみようと思います。実況はセラウィスです。
……でも、あいかわらず気持ちが悪いね、この画面。
ヒューゴ「だ、大丈夫……で、ですか?(何故か敬語)」
(な~んか、僕の時と態度違うんですけどねぇ?:byカイネ/目つきが剣呑)
うん、平気だよ。気を取り直してゼクゼンへ向けて出発……の前にダックの村に寄ってみたんだ。やっぱりアヒルがたくさんいるね。一匹連れて帰ってあげたらカイネが喜ぶかな。
ジョー軍曹「連れ帰るって、何のためにだ?」
え?カイネ、最近中華料理を作るのに凝ってて、今度おいしい『北京ダック』っていうのを作ってくれるって言ってたから・・・。
ジョー軍曹「……(滝汗)」
今のところは、何もイベントは起きないみたいだね。時期尚早だったかな?ここで古い本5巻とゼクゼンの森でレシピ2を手に入れてビネ・デル・ゼクセへ。途中ブラス城でぶつかった女性は主人公のうちの一人クリスだよね。森で出会った青年フレッドはマクシミリアンの孫なんだって。懐かしいな。
フレッド「あ、あの・・・今度ご一緒に祖父の話でもしませんか?」
(僕のセラウィスさんにコナかけるなんてい~度胸だよねvv若いのに死に急いじゃ駄目だよvv:byカイネ)
それにしても、建物から出ると途中に平原や森があってショートカットもできないし、これってマップにしている意味があるのかな?
町から出てすぐに外のフィールドと繋いであっても問題ない・・・というかむしろその方が自然だと思うんだけど……。
ともかくも、ビネ・デル・ゼクセで評議員との面会予約を入れ、待っている間に何故か町の子供達と北の洞窟を攻略することに話が決まったところで次回に持ち越しだね。
カイネ「お疲れ様でしたセラウィスさん~。お茶を用意しておきましたからこっちで休憩して下さいね」
うん、ありがとうカイネ。それじゃあ、続きはまた明日。
三回目も引き続き僕、セラウィスがお送りします。
子供達を引率して行った北の洞窟は、魔物が思っていたよりも強くてすぐにメルヴィルとアラニスが気絶してしまうんだよね。ここら辺で少しレベルを上げないと駄目なのかな・・・。
けど、どうしてエリオットは同行者なの?他の二人は戦闘に参加しているのに。
エリオット「えっと、それは、その・・・」
アラニス「エリオットは毎回戦闘が始まると一目散に逃げていってしまうの。だから同行者でも仲間でも結果は変わらないのよ」
メルヴィル「エリオット、ずるいぞ」
アラニス「あら、まさかメルヴィルも実は逃げたいんだなんてこと言い出さないわよね?」
メルヴィル「もも、もちろんさ!」
くすくす、どうやら女の子の方が強いみたいだね。入り口近くで数回敵と戦ううちに、彼等のレベルも上がってきたみたいだ。それに二人の子供が協力攻撃を持っていることに気付いたからそろそろ奥に進んでみよう。(最初に適当に並べ替えちゃったから、しばらく協力攻撃があることに気付かなかったんですよね。:byカイネ)
螺旋の道を歩き通し、辿り着いた洞窟の最奥では鑑定屋ギョームの悪巧みが密かに進行していたことが判明。その上卑劣な手段で彼はヒューゴと子供達を引き離してしまったんだ。
子供達は自分の力のみで悪徳商人と対峙することになったんだけど……。
メルヴィル「ギョームよくも騙したな!!一騎打ちだ!!!」
相手の行動は全て見切っていたのに、全然ダメージを与えられないね。実力が違いすぎるんだろうな。
ヒューゴ「おい、そんなはっきり言ったら可哀想だろう(←追い打ち)」
いつまで経っても埒が明かないので、わざと対応をはずしてみたら一回で気絶させられちゃった。その間にアラニスとエリオットが機転を利かせてくれたお陰でヒューゴ達が合流。ギョームを追い払うことに成功したんだ。
メルヴィル「アラニス達を護るとか言っておいて……情けないよな(黄昏)」
アラニス「元気出して。ほら、メルヴィルのお父さんの言ってたとおり船はちゃんとあったじゃない!」
彼女のフォローで落ち込んでいたメルヴィルも気を取り直し、長かった遠足も終了。お守りから解放されたらそろそろ評議会の方へ顔を出す頃合いだね。
ヒューゴ「……っと、その前にジンバから預かったペンタグラムを届けないと」
そうだったね。村で預かってきたペンタグラムをクリスの実家ライトフェロー家に持っていって……ヒューゴ、お礼は何にしてもらったの?
ヒューゴ「お金。」
5000ポッチだっけ?
ヒューゴ「(にやり)もちろん、足りないって答えて10000ポッチゲッドしたぜ!世の中やっぱり金だよなっ」
そ、そう……。
ええっと……その後、親書を『代理』の人に預けたら、夜中に事態が急変したんだよね。
ヒューゴ「カラヤの村が……ルル……ちっきしょう、ゼクゼンの鉄頭め!!!」
真相はまだ闇の中にある。焦って動いては駄目だよ。
ヒューゴ「けど……っ!!」
仇討ちするにしても、もっと力をつけてからでないと無駄死にするだけでしょう。
ヒューゴ「……はい」
ジョー軍曹「いやに素直じないか」
ヒ ューゴ「そりゃあ、アヒルに言われるよりは美人さんに諭される方がいいに決まってるしな」
ジョー軍曹「誰もかれも人をアヒル、アヒルと呼びやがって……っ!」
ヒューゴ「だって、アヒルじゃん」
ということで第一章および第三回目のプレイ終了。
それにしても、グリフォンにアヒルが仲間って……ヒューゴってもしかして人間のお友達が少ないの?
ヒューゴ「……(泣)」
フリックだ。四回目はクリス編から始めるそうだぞ。
……にしても俺、なんだってこんなことさせられてるんだろうな(はぁ)
ヒューゴ「あんたって、いかにも運が悪くてこういうの押しつけられそうなツラしてるよな……」
大きなお世話だ!お前今回は出番待ちだろうが。
まずは、凱旋のシーンからスタートだな。ゼクゼンの騎士達が跨っている馬は普通の馬の姿をしている。どう考えてもカラヤ族が使っている馬とは種が違うと思うんだが……いったいどういう定義なんだろうな。
カイネ「日常的に乗り物として使用している生き物を便宜上馬と呼んでいるとか、そういうことじゃないですか?」
まあ、その辺が妥当だな。パレードが終わるとすぐに評議会に呼び出され、次の指令を与えられた。しかし仲間の葬儀を出す暇さえ与えられないって言うのは少々酷いな。
クリス「これも任務だ。しかたあるまい」
立派なことで……その鎧、重そうだな。動きづらくないか?
クリス「なんだ、藪から棒に。慣れればどうということはない。防御力は高いしな」
そういうものか?俺の故郷である戦士の村では、素早さと動きやすさを第一に念頭に置いて邪魔な防具は極力つけないようにしていたからな。攻撃は最大の防御ってやつだ。
クリス「片田舎の傭兵風情と一緒にするな。我等は誉れ高きゼクゼンの騎士なのだぞ」
あんた、美人なくせして結構毒舌だな。……まあ、顔は綺麗なわりにやたらと口が悪い奴やら、見掛けは極上品のくせに情け容赦のない奴やらが知り合いにいたりもするからな……アレに比べれば可愛いものか。あんたの場合は周囲の目を気にして肩肘張ってるだけって感じがするしな。
ルック(注:2仕様)「誰と誰のこといってるんだい?」
げ、お前の出番もまだ後だろう。
と、とにかく。評議会内で買い物を済ませ実家で休息をとったら次の目的地、ゼクゼン言うところの蛮族との協定の場に向けて出発だ。
途中の森でやたらと強いモンスターに遭遇したんだが……。なんだこの『ひいらぎとうさん』ってのは。あわや全滅の危機かと思ったぞ。とはいえ、さすがは音に聞こえし騎士団の面子。誰一人倒れることなく魔物を退治することが出来た。
砦に到着したところで今回のプレイは終了だ。
はぁ、俺は疲れたよ。酒場にでも行ってビクトールと飲むか。
カイネ「なにせ十五年後だもんね。フリックさんの歳は……」
余計なこと言うなカイネ!お前だって十五年分歳取ってるってことだろうが!
カイネ「あれ?フリックさんには言ってませんでしたっけ?僕『真の紋章』をしっかり継承してるんですよ。ということで19歳で成長止まってるんです。セラウィスさんを口説き落とすために頑張ったんですよ~」
…………お前に口答えしようとした俺が莫迦だったよ。
なんだって僕がこんなことしなくちゃならないのさ。
セラウィス「ごめんねルック……後半はルックも忙しいだろうから今の内に出しとこうかなってことらしいんだ」
……その単純な思考回路どうにかしたら?……五回目はブラス城からスタートだよ。
内部に入ったところでカラヤ族の少年と騎士団の見習いが衝突。どっちも戦士のくせに、注意力散漫じゃ済まないんじゃないの。
この場合はカラヤ側に非があるように見受けられたね。謝罪と差し伸べられた手をはね除けてるしさ。敵陣のただ中なんだから無礼討ちにされても文句はいえない状況だってことまったくわかってないんだ。愚かとしか言いようがないね。
ルル「なにをー。お前……っ!!もごっ」
ジョー軍曹「逆らうなっ!こういう手合いに口で勝とうとすると莫迦をみるぞ」
なんだ、アヒルの方がよくわかってるじゃないか。
ジョー軍曹「……………………」
ルイス「あの、すいません・・・僕クリス様の部屋の掃除でもして反省することにします(涙) 騎士よりもこういった事の方が性に合ってるんですよ」
まったくだね。サポートなんて言ってついてきて、戦闘でも何の役にも立ってないんだからせめてこれくらいはした方がいいんじゃない?
クリスもそう思ったんだろうね、後を任せて砦の中を一通り探索し、本日の行動終了。
ヒューゴ「短っ!そんだけか?」
こんなことにいつまでも関わり合ってられないよ。やりたければ他の奴に頼んでくれない?
もちろん、セラウィスさんが一番なんですけど。
六回目は再びカイネがお送りします。
一通り場内を巡ると、中庭がなにやら騒がしいです。近づいてみるとグラスランド側の使者さんが到着しているとのこと。大勢人が集まっていることに不審を覚えつつクリスさんが近づいてみると……。
そこでは、トカゲさんと自分の部下が言い争いをしていました。
そりゃー。見物もしたくもなりますよね。自分達が尊敬している騎士団のメンバーの一人が、よりにもよってトカゲなんかと真剣に言い争いしていれば。しかしアヒルにトカゲって……グラスランドが前人未踏の地だって噂は本当だったんですね。なんか、ガラパゴス諸島な感じ?(謎)
デュパ「何を言う。我こそは誇り高きリザードクランの一族ぞ」
はあ、そうですか。確かにトカゲさんの方がボルスさんとかいう騎士よりも役者が上でしたけど。
ボルス「なんだと!!!きさまあぁぁぁぁっ!!!!」
あれ?僕と喧嘩しちゃうんですかー?いいですよ、最近運動不足気味でしたからvv(すちゃっとトンファーを構えてみる)
ボルス「(びくっ)い、いや……やめておく。すまなかった」
それは残念です~。(しぶしぶトンファーを降ろし) トカゲさんとの口論の方もクリスさんが仲裁に入ったことで収集がつきました。3日後にアルム平原の真ん中で和平協定を結びましょうねvvってお約束してお別れです。
さて、その後もう少しお散歩を続けていたらグラスランド側の橋にいた交易商を発見!古文書を見つけちゃったので急遽ビネ・デル・ゼクセへ引き返すことにしちゃいました。高く売れそうですからね~。とりあえず目先の欲を追ってみようかな、と。
それにしてもクリスさんってお金持ちですよね。さすがは大都市にお住まいのお貴族様です。
ヒューゴ君なんてお子ちゃまのお小遣い程度しか持ってなくて武器を鍛えるのもままならなかったのに。
ヒューゴ「悪かったな。どうせ……(床にのの字書いてます)」
まあまあ、塩もロウソクも買いましたからあとで交易で大儲けすればいいんですよvv
馬に乗って都市に戻る途中、森でエンカウントしてしまいました。今度はひいらぎ小僧&ひいらぎの精という雑魚さんの群れなんですけど……あ、クリスさんひとりっきりだ。取り巻き……もとい騎士団の仲間の方は付き合ってはくださらなかったんですね。
上司の行動をちゃんと把握してさりげなく付き添ってくれるのが有能な部下の条件だと思うんですけど。あの人達じゃムリかなぁ。
余談ですけど、ひいらぎの精が小さなメグに見えるのって僕だけですか?
戦闘は一体一体ちまちま倒さなければならないのが面倒ですけど、ほぼ一撃で倒せますからチョロいです♪しかもクリスさん、評議会の中にあるショップでしっかり装備を調えてありましたから、1ターンごとに体力を自動回復しちゃうんですよ。お薬を使う必要すらなかったですね。
あっさり地元の交易所に古文書を売りつけて再びブラス城へと戻ってきました。
疲れたのでお部屋でおやすみしてお約束の場所、アルム平原へ出発です。
七回目もカイネがお送りいたしま~す。
はるばるとやってきました和平の地・アルム平原。無事交渉も終わりもうじき帰省というときになって、突然トカゲさんの一族が急襲してきました。驚いたクリスさん達は取るものも取りあえず敵の包囲網を潜って脱出を計ります。
ここで一騎打ちに並んで幻水シリーズお馴染みとなっている戦争シミュレーションに入ったんですけど……なんか今回はボードゲームみたいなノリです。説明書をよく読んでなかったのでどうやっていいのかわからず戸惑っているうちに何故か逃亡が成功しちゃいました(笑)
クリス「まだ包囲網の中には仲間達が取り残されている。いまからブラス城に応援を頼みに行っていては間に合わないぞ」
サロメ「お任せくださいクリス様。わたくしめに奇策がございます」
シェイクスピアのお芝居に三流どころの悪役としてでも登場しそうなサロメさんに唆され、仲間を救うためにカラヤの村を襲撃することにしました。自分達の村が襲われていると知ればカラヤの戦士達は急ぎ村に戻ってくることでしょう。なにせ残っているのは非戦闘要員の女子供ばかりですからねー。
そうやって敵軍が動揺したところをつき仲間達に脱出を計ってもらおうという考えですね。それしか方法がないとはいえ、なかなかに鬼畜な作戦です。この辺は僕の軍師に通ずるものがあるかな~。
シュウ「人聞きの悪いことを言うな!俺が女子供を戦火に巻き込むような作戦を立てたりするか!!」
子供だった僕を軍主に祭りあげてさんざんこき使ったくせにー。
シュウ「カイネ殿は私ごときにこき使われるような可愛らしい性格はしてはいなかったと記憶しておりますが?」
それは結果論。最初は体のいい傀儡にしようと目論んでたの僕が気付かなかったとでも思ってるんですか~。
一度この辺じっくり話し合ってみるのもいいかもしれませんよね。というわけで、カラヤ村の一歩手前でセーブして向こうの方へ行きましょうか、シュウさん。
この日記も今日で八日目になる。良く続いた方だな。
今回は俺、シュウが軍師の立場からの見解を述べさせて頂こう。
カラヤの焼き討ちは乱暴な行為ではあったが、将の持つ一番の役割とはより多くの仲間を生きて戦場から連れ帰ることだ。その為には手段を選んでいられないこともある。
また、戦士であるならば迫りくる殺気に咄嗟に反応してしまうのもいたしかたのないこと。相手が子供であろうと剣を手に襲いかかってきた以上は当然、対応しなければならない。戦場のただ中で思考に耽っていた迂闊さが招いた悲劇だといえないこともないがな。まあ、騎士とて人間。行方知れずの父の手掛かりを見つけて動揺したからといってそう責めるわけにもいくまい。
だが、その後の対応には首を傾げざるを得ない部分がある。
カラヤ村の裏手で見つけた虐殺現場。一見すると仲間のボルスがグラスランド側に裏切られた腹いせに行ったものと見受けられる。
だが、ブラス城にて問い質したところ、彼の仕業ではないことが判明した。
では、誰が何のために殺戮を行ったのであろうか。幼子や女を殺されたことによって、カラヤクランの者達は怒りを募らせ二度と和平の席につこうとはしなくなるだろう。
また、評議会に情報が到達するのが不自然なほどに早いことや、評議員のメンバー達が最初からグラスランド殲滅を念頭に置いて騎士団を動かしていたらしい点にも留意したい。
そこには、グラスランドとゼクゼンという二つを勢力を徹底的に戦わせようという意図が感じられないだろうか。
グラスランドは商人が政治を執る国。評議会は騎士道を軽んじ、戦争の道具としてしか見ていない。とはいえ、奴らがすべてを仕組んだものとは考えにくい。……無関係ということは当然有り得ないだろう。しかし、机上の論理しか知らぬ者達にこれほど見事に双方の戦意を煽ることなどできはしまい。
もしかすると、グラスランドもゼクゼンも気づいていない第三の勢力がどこかに潜んでいるのかも知れんな。
そんな疑惑を胸に抱きつつ、和平交渉を踏みにじったリザードクランへの報復と制裁の意味を込めた戦に向けて準備を始めるとしよう。
がはははは。おーい、酒の追加を頼む!
ビールといえばやっぱりグラスランドだよな!
ゲド「ビクトールとかいったな。あんたもいける口か。グラスランドのビールに目をつけるとはなかなかだ」
ああ、トラン産のワインも悪くないが、俺はこっちの方が好みだな。どうだ、お前さんも一緒に。
ヒューゴ「……おい」
ゲド「せっかくの誘いだ。遠慮無くご相伴に預かろう」
おっ、いい飲みっぷりじゃねえか。さあ、どんどんいこうぜ。
ヒューゴ「おい、おっさん達!」
なんだ子供は寝る時間だろう。第一お前さんゲド編には出てこないはずじゃなかったのか?
ヒューゴ「そんなことはどうででもいい!話はどうなったんだよ!!」
話か……そういえば、ゲド編のオープニングで話していた者達のうち、ひとりは主人公であるゲドとして残りの二人は誰だったんだ?
ゲド「ここで言うわけにはいかんな。人にはいえない過去のひとつやふたつ抱えていてこそ大人の男というものだろう」
そりゃーそうだ。影のある男ってのはいつの時代も若い女にもてるからな。この渋みは子供にゃー到底出せないだろうぜ。
ゲド「あんたも昔いろいろあったクチか。どうだ今宵は男二人で心ゆくまで語り明かすというのは」
悪くないな。おーい、酒の追加を頼む!
ヒューゴ「……って呑み続けてるだけじゃねえか、おいってば!!…………だめだこりゃ。まあ、『炎の運び手』の探索で「気が進まない」とか答えてたしな。この分だと、明日は間違いなく二日酔い起こして森を抜けたあたりで力尽きるんだろうぜ。ブラス城に寄り道してセーブするのがやっとだな」
ムムッ。ムームムムー!ムムッ。ムムムムムッー!!
ヒューゴ「……あ?」
ムムム!!ムムッム~?ムムム!
ヒューゴ「何言ってんだかわかんねぇよ!」
ムムムムムーッ!!!ムム……。ムムーーーー!!!!(←自分なりに素晴らしい解説だったと満足しているらしいです/滅)
ヒューゴ「……俺がやるしかないか。お~い、ゲドのおっさんー!!」
ゲド「大声を出さんでくれんか……」
ヒューゴ「あんた、まだこんなところ(ブラス城の宿屋)で寝てたのか?」
ゲド「すまんがついでに水を持ってきてくれ」
ヒューゴ「まだ二日酔いが治ってなかったのかよ……(呆)」
十一回目の日記です。回数を重ねている割にはちっとも進まないね。
毎日30分~1時間ずつぐらいしかやっていないからしょうがないんだけど。ごめんなさい、お読み頂いている皆様方には、気長にお付き合い下さい。
今日はヤザ平原を横切って、大空洞まで足を伸ばしてみたんだ。いきなり入り込んだ闖入者に最初はとまどっていたリザート達も、ゲドの言葉を聞いてすぐに警戒を解いてくれた。ゲドは前にもリザードと近しく接したことがあるのかな?
リザードクラン流の挨拶の仕方は知らないけど、僕も後で族長と話をしてみたいな。……駄目?(小首を傾げてお伺い)
シバ「う……ほ、本来ならば、礼を知らぬ者など族長に取り次いだりはしないのだが……お前は悪い人間でもなさそうだし特別に会わせてやってもいいぞ」
本当に?嬉しいな。(にこっと微笑んで)
シバ「礼にはおよばん……」
(トカゲのくせになに顔を赤らめてるんですか!まったくどいつもこいつも油断も隙もないんだから!!:byカイネ)
族長セボンとの面会を許されたのはゲド一人。どうやら前に交流したことのあるリザードというのはセボンのことだったみたい。古き因縁と炎の運び手……か。……あれ?ゲドってもしかして……。
ゲド「お前には遅かれ速かれ気付かれるだろうとは思っていたが……すまないな。そこから先は口を噤んでいてもらおうか」
……そうだね。わかった。時到るまでには今少しの猶予があるしね。
カイネ「あのぉ、ちょっといいですか~?さっきからどうしても気になってることがあって……」
何かなカイネ?
ゲド「俺の秘密についてなら章を重ねるごとに明らかになっていくだろうさ」
カイネ「あ、そんなことはどうでもいいんです。それよりそこのトカゲの族長さん。ず~っと逆光浴びてますけど一体どうなってるんですか?ここは洞窟の中で光も差さないですし、もし明かり取りの窓が背後にあったとしても日が傾いたら逆光じゃなくなっちゃうでしょう?」
ゲド「俺の過去は『そんなこと』程度なのか…………」
シド「あれは日の光ではない。族長の威厳を示すため、人工の光を背後から当てているのだ」
人工の光?
シド「お前達には特別に見せてやろう。これが我等が叡智と技術の粋を集めて製作した装置だ!(高らかに叫んで曇り硝子になっていた族長の後ろの扉を開く)」
…………自家発電装置?
カイネ「…………あれってハムスターとかが中に入ってぐるぐる廻して遊ぶやつ(の大型版)ですよね?」
シド「我等屈強の戦士が二人ずつ交代でこれを回転させることによって族長を照らす光が作り出されているのだ。(自慢げ)これは族長が座に付かれている限り昼夜を問わず行われる」
朝から晩までずっと?あの輪の中に入って走り続けているの?
シド「それだけリザード一族にとって族長は偉大な存在だということだ。リザードならば誰しも一度はあの場に坐し、光を背負ってみたいと夢に見る」
カイネ「トカゲの考える事って一体……(汗) そんなことしてるから警備が疎かになるんですよ(ぼそり)」
それも彼等の個性、といえないこともないんじゃないかな。ほら、いにしえの王達が立派な墓標を造ることによって己の力を誇示しようとしたことと似ている……ような気がしないでもないし。あんまり苛めたら可哀想だよカイネ。
カイネ「は~い。疑問も解けたのでそろそろ戻ることにしま~す。ゲドさん、壁に向かってひとり言呟き続けるのいい加減やめてくださいませんか?さっきのは言葉の綾ですってvv僕も貴方の過去話、楽しみにしているんですよ。きっとすご~~いドラマがあったんだろうなあとかいろいろ想像してみちゃったりとかもしてるんですからvv(←8割方嘘と方便)」
ゲド「………………ふ。期待されるほどのものはなにもないぞ」(口許に笑みを湛え)
ゲドも気を取り直したようなのでもう少し続けることにするね。
面会もつつがなく終わり、しばしの滞在許可を得て宿屋へ向かおうとしたところ、リザード達が騒いでいる場面に遭遇した。どうやら侵入者が現れたらしい。シバをパーティーに加え、ゲド達もリザードの手伝いをしよう……としたんだけど、通路に現れる魔物が結構強くて往生してしまったんだよね。しばらくはこのあたりに留まってレベル上げをしないと。
……それにしても、このあたりに出てくるモンスターはあまり可愛くないね。ジェルみたいな魔物・・・ナメゾンビって名前なの?ちょっと苦手だな。
カイネ「セラウィスさんを気味悪がらせるなんて許せませんよね!わかりました。ちょっとだけ目を瞑っててくださいね。直ちに排除しますからvv」(←また顔をだしてるし)
ありがとうカイネ。でも、これはゲドの物語なんだからあんまり干渉したら駄目だよ?
侵入者の正体はゼクゼンの騎士達だった。率いているのは銀の乙女クリス・・・けど、何か様子が変だね。
問答無用で挑まれてしまったのでやむなく戦闘開始。クイーンとジョーカーの二人が倒れてしまったけどなんとか勝利を収めた。
でも、これ本当は負けても良かったんだね。蛇足ながら、このときのゲドのレベルは28。雷魔法スキルA。ほとんど彼の魔法で倒したようなものだね。他の人達については狙撃や回避のスキルを平均的に上げてあったかな。武器レベルは皆Lv8まで鍛えておいたんだけど・・・あんまり必要性は感じなかったね。
侵入者を退け、肩の力を抜いて戻ってくると・・・族長セボンが暗殺されていた。騎士団の狙いはこれだったんだ。怒り狂ったリザード達は和平公約を結ぶはずだった約束の地、アルム平原へと兵を差し向けた。彼らの行動は至極当然だし筋も通っている。先のクリス編でリザート達が急襲してきたのはこんな理由からだったんだね。……クリスの方は身に覚えがなかったみたいだけど。
この相違がどこからきているものなのか今後調べていく必要があるだろうね。シュウも言っていたけど、何者かの陰謀が裏で動いているような印象をうけるし……。
けど、今はゲドの言うとおりリザート達を止める術はない。炎の使い手の情報もこれ以上は手に入らないようだし、次の目的地、カラヤクランへ足を伸ばしてみよう。
…………よし、アップルはまだ出てないな。十二回目は幻水きっての色男、シーナがお送りするぜ。
カラヤクランへ足を伸ばしたゲド達は、大空洞の時と同様の手荒い歓迎を受けた。そりゃそーだろうな、あのエースとかいう野郎、いかにも胡散臭げだしよ。
アップル「貴方に他人のことが言えるんですか?」
うわっ、急に出てくるなって。アップルちゃ~ん、まだ怒ってるのか?
アップル「知りません。わたしは忙しいんですからこれで失礼します」
……………………(←いろいろ言いたいことがあるらしい/笑)。ま、いいや、続き続き。
入り口で歓待をしてくれたアイラとかいう子、見た目は可愛いのに結構負けず嫌いみたいだ。気が強い子も嫌いじゃないけどな♪
カイネ「アイラって、アイリの子供かなって思ったんだけど違うのかな~?」
確かに性格も名前も似ているけどな。違うんじゃないか?年齢的に無理があるだろう。
カイネ「でもあの娘ってヒューゴ君と同い年ぐらいだよね。幻水2が終わった時点ですぐ子供を作ったんだと考えれば……」
2が終わった時点ですぐってのはありえないと思うぜ。……カイネ、もしどこかでアイリにあっても頼むからアイラちゃんのことを尋ねたりしないでくれよ。いくらなんでも可哀相だぜ。
カイネ「……?どういう意味???」
いいから!お前はもう引っ込んでろって!!
しかし、あのゲドってのは容赦のない奴だな。アイラちゃんも含めて自分に向かってきたカラヤの民達を叩き伏せちまったぜ。慌てたジンバが仲裁に入り、ようやく村の中へ足を踏み入れることが許された。こいつも秘密が多そうだし類友ってやつなんだろうな、族長の家で二人で仲良く歓談を始めちまった。
その間、暇になったエースとジョーカーは食料調達に出かけたんだけど、さっきの娘がまた誰かと悶着を起こしてるらしい。女の子の危機に駆けつけないなんて男じゃないよなっ!
セラ「生贄として必要なのはこの村だけ。あなた達はお逃げなさい」
………………すっげえ、かわいい……(ぽつり)
ケナゲそうで僅かに伏せた睫が庇護欲を誘うっつーか、なんかこう危なっかしくって俺が支えてやらなくちゃ!って気持ちにさせる娘だよな。
しかも、結構胸がでかいし。(←このあたりに本音が……)
セラちゃんとか言ったよな?君みたいな可愛い娘がこんなところで殺伐としたやりとりしてるなんて似合わないぜ。俺とお茶でも飲みに行かないか?おいしいケーキのある店も知ってるんだ。
セラ「え?あの……申し訳ありませんが……それにわたしには心に決めた方が……」
ちっ、先約済みか。けど、近くでみるとますます可愛いなあ。こう触れなば落ちんって雰囲気がちょっとだけあいつに似ているかもな。
カイネ「名前も似てるし、儚げな感じが確かにちょっとだけあの人を彷彿させるかも……・でも、やっぱり全然違うでしょう。僕の!(強調)あの人のほうが断然綺麗だしvvv」
また来たのかお前。……まあ、『あいつ』は見た目に反して中身の方は(カイネに睨まれ)……い、いやっ!なんでもねえって。
さ、真面目に話を進めるぞ。え~っとだな、不吉な言葉を残して消えた少女の後を追い、アイラが村を飛び出しちまったんだ。エースとジョーカーがその後を追う一方で、村に残っていたゲドとクイーンはゼクゼンの襲撃に巻き込まれた。
ボルスってやつ、アルム平原で仲間を殺されてすっかり頭に血が上ってるな。ちょっとお灸を据える意味で戦いを挑んでみたら楽勝だった。ゲドの雷の魔法3発と、クイーンの水の紋章攻撃2発ってところだったな。
ボルスの頭は冷めたみたいだが、それで村への攻撃が止むわけじゃない。留まっていてもどうにもならないし、さっさと逃げるに限るよな。
そういや、ジャックとかって奴はどこに行ったんだ?
……あ?ウサギ狩りに行ってた?けど、ここらにいるウサギってあのカットバニーのことじゃ……食えるのか、アレって?(汗)
村を見下ろす高台で無事、仲間と合流してゼクゼンの騎士をやりすごしたんだけど……アイラちゃんにはちょっと気の毒だったよな。それでも涙を見せないところなんていじらしいぜ。
謎の少女の行方を追うためにアイラがゲド達のパーティに加わることを決め、次なる目的地を定めたところで今日は終わりだ。
さてと、俺はアップルのご機嫌取りにでもいってくるかな。
皆さんこんばんは。マチルダ赤騎士団長カミューです。
本日は私が案内役を務めさせて頂きます。
ゲド殿のお仕事はハルモニア辺境警備隊・隊長。以前ナッシュが勤めていた部署でもありますね。この支部が置かれているカレリアに報告を兼ね一度戻ることにいたしました。グラスランド周辺が焦臭くなってきた今、不用意に歩き回るのは得策ではありませんから。
しかし、ゲド殿はカレリアがあまり好きではないようですね。帰還を引き延ばすべく平頭山やビュッデヒュッケ城に寄り道していましたから。
このビュッデヒュッケ城の主、トーマス殿が4人目の主人公です。立ち寄ったことにより台座に四つ目の炎が灯りました。次からはトーマス編が選べる模様です。
彼の宿星は天魁星・・・では、これが新たな宿星達の居城となる場所ですか。思ったよりも綺麗な造りですね。
トーマス「え?!そうですか?建物も古くてあちこち崩れ落ちていますし、わりと酷い状態だと思うんですけど・・・」
このくらい可愛い方です。都市同盟の城は吸血鬼が根城にしていた場所でしてね。瘴気と死の匂いが染みつき、我がマチルダの騎士達ですら新人などはしばらく悪夢にうなされていましたよ。
聞いた話によれば、トラン湖の畔にある城などは人の住める場所とするためにドラゴン退治をしなければならなかったのだとか。しかも湖から発生する霧が入り込んで底冷えし、現在の形となるまで酷く住みにくい場所だったそうです。
セシル「トーマスさまぁ。よかったですねぇ。わたし達このお城で」
トーマス「…………(こくこく)」
この城を商業の場所として発展させようという彼の考えに協力することを約束し、今度こそカレリアへ向けて進路を取りました。
途中小休止のために立ち寄った大空洞ではカラヤクランの者達と会いました。こちらに身を寄せていたのですか。よかった、あの惨状を女性にお見せするのは、やはり忍びないですからね。
いかなる理由があれ、同じ騎士としてゼクゼンのやり方に賛同することはどうしてもできません。マイクロトフであれば彼等に喰って掛かっているところでしょう。
そうそう、マイクといえばカレリアの者達と何時の間にやら交易を開始していたようです。
騎士道以外には疎く四角四面のところがありましたが、年を重ねて少しはそういったことにも気を回せる余裕が出てきたようですね。いい傾向です。
エース殿が支部に報告をしている間、他の者達は宿屋で待機することにいたしました。そこに滞在していたマチスという青年にカブでの勝負を挑まれてしまったのですが……これは、あわせた数字が9になればいいのですか?
セラウィス「その真ん中のカードを選んでね」
真ん中のカードですか?しかしこれは10のカードですよ。
セラウィス「大丈夫、もう一枚引いて」
は、はい……あ、8のカードですね。
セラウィス「引き分けだったね、もう一度。今度は右端のカードにして・・・掛け金は最高金額の……9000ポッチなの?うん、それでいいよ」
セラウィス殿……そんな一度に大金を掛けなくても少しずつ………………。……勝ちましたね。掛け率倍でもう一勝負し、カブ(合計数字が9になること)を取って圧勝。
……賭け事、お強かったんですね。
セラウィス「そうかな?普通だと思うけど」
負けたことありますか?
セラウィス「普段はあまりしないから。でも、解放軍の武器を鍛える費用はチンチロリンで捻出したかな?ガスパーに泣かれちゃったからやめたけど」
おみそれ致しました。勝負に勝ったのでマチス殿は仲間になりました。
その後、デュークという男からハルモニアが紋章狩りを始めるという話を聞き及びました。
大規模な捜索隊が組まれるようです。こちらも雲行きが怪しくなってきましたね。ますます目が離せなくなったところでゲド編第一章は終了です。
解説をしろと言われてもな、どうすればいいんだが……。
とりあえず状況説明から入るぞ。
ゲド編でえ~と、なんだ……そうそう、ビュッデヒュッケ城だ・・・に立ち寄ったことにより台座に火がともった。よって次はトーマス編を行うことにする。
しかし、わかりにくい名前の城だな。こりゃ覚えるのに苦労するんじゃないか?
セシル「大丈夫ですよ!わたしなんて忘れたときのために手のひらにいつもお城の名前を書いておくようにしてありますから」
そうか、それはいい方法だな。俺も次からはそうしよう。
このセシルが守衛隊長を務める門前に、一人の少年が現れた。これが4人目の主人公トーマスだな。
天魁星だそうだが・・・なんだ、これまでの連中と違って随分と気が弱そうだな。そんな細っこい身体で大丈夫なのかね……っと、細かったのは残りの奴らも一緒か。
トーマスは母親の手紙を頼りにゼクゼンの評議員のひとりを訪ねてきたんだが、これが迷惑だったようだ。城主に任命されたのは体の良い厄介払いだな。
廃城寸前のビュッデヒュッケ城で最初におこなったのは挨拶回り。人数が少ないからあんまり時間は取られなかった。
そうしているうちに、セバスチャンとかいう執事に書簡をゼクゼンの騎士団に届けるよう頼まれた。お、嬢ちゃんも一緒に来るのか?そうか、トーマスよりは嬢ちゃんのが確かに強そうだもんなあ。
トーマス「……き、鍛えます(泣)」
おお、そうした方がいいぞ。女の子にいつまでも護られているようじゃ男としては失格だからな。
ヤザ平原を抜け、ブラス城の大きさに驚愕しつつも書簡を騎士団員のサロメの元へ運んで用事は終わり・・・なんだが、なにしてるんだお前達?早く書簡を届けなくていいのか?
トーマス「その前に少し交易で稼いでおこうかと思いまして。目標は脱!貧乏です!!(←このときだけ目が輝いてます)」
セシル「トーマスさまぁ。一体ブラス城とビネ・デル・ゼクゼを何往復するおつもりなんですか~?」
トーマス「まだまだ!塩を首都に運んでローソクを持って帰って・・・と。一度に9つまでしかもてないというのは面倒ですね」
結局、帰還時の所持金額は2000ポッチちょっとだったが、トーマスは風の紋章を装備、二人の武器レベルは5まであがったぞ。
無事、城にたどり着き部屋に戻って今日の行動は終了だな。
……と、こんなもんでよかったか?慣れないことをすると肩が凝るな。チーズケーキでも食べて俺も休むとするか。
マイクロトフだ。
一夜明けた場面から今回は入る。近隣の村の子供が行方不明になったという情報が城主の元にもたらされた。騎士として、また一城の主としても見過ごすわけにはいかないな。
(トーマス様は騎士ではないと思いますけどー:byセシル)
手掛かりを求めて場内を一回りするとジョアンという男が平頭山の名を挙げた。魔物が多く徘徊する危険なところだ。一刻も早く救いださなければ!
だが、その前に……ジョアンとかいったな。少し弛んでいるのではないか?どうだマチルダ騎士団の朝練に参加してみないか?
ジョアン「け、結構です!!……いや、俺にはとてもとても、ご遠慮させて下さい!!(必死)」
そうか、残念だ。
ジョアンとピッコロという老人をパーティに加え、子供の行方を追って平頭山へ・・・と思ったのだが……何をしているんだ、トーマス殿?
トーマス「もうちょっと交易で稼いでおこうかと思いまして」
しかし、子供の命が……。
トーマス「きっとまだ大丈夫です。それにもし子供が怪我をしていた場合、医者に診せるお金がなければ満足に手当てすることもできません」
それはそうかもしれないが……。
トーマス「子供の命も大切ですけど、明日の朝ご飯に目玉焼きが付くかどうかだって大きな問題です。僕達ももう少しレベルアップする必要がありますし」
………………そうか。
しばらく首都とブラス城を往復し各々の武器を鍛えた後、やっと平頭山へ足を踏み入れた。
最初にエリアボスのところへ向かっていったんだが、こちらはレベルが違いすぎて勝てそうもない。子供もいないようだし、別の場所を探すことにしよう。
トーマス「……え?……倒してはいけないんですか(ぽつり)」
セシル「え~、だって、トーマス様。すっごく強そうですよ!?」
トーマス「強い=経験値豊富&報酬大ということです。少々手傷を負ったり、仲間の2名や3名気絶しようと結果的に倒せればOKだったのに……残念です」
経済観念が豊かなのはいいこと……なのかもしれないな。
行方不明の子供は、無事保護することが出来た。子供を襲おうとしていたイノシシとの戦闘は、首都とブラス城を往復して経験値を積んでいたおかげで楽勝を収めた。経緯はともかく、経験を積むのは何につけてもよいことだと言える。
子供の母より謝辞を受け、行方不明事件も収束をみたがトーマス殿の心には何か釈然としないものが残っているようだ。子供の母親が残した立派な城主という言葉にプレッシャーを感じているのだろう。
まあ、気ばかり急いても何もならないからな。いまは子供の無事だけを喜ぶことにしたらどうだ?
……いや、俺も一応3の出演者なんだが……。どうしてもやらないと、駄目か?
…………駄目なんだな(涙)
十五回目は俺、ナッシュ(外伝仕様)がお送りする。
子供の捜索事件から一週間が過ぎた。トーマスがセバスチャンの元へ行くと財政難で明日の食事にも事欠くことが知れる。……苦労しているんだなこいつも。
そこで、起死回生の策として持ち出されたのが、ビュッデヒュッケ城を商業の自由地に仕立て上げようという案だ。店を出したい人に土地を貸し、運用資金はその店の主に持ってもらおうという・・・フランチャイルズの逆バージョンってところか?土地の振り分け方とか、悪徳業者を立ち退かせる時とか、後々いろいろと揉め事が出てきそうな案だが……今は急場を凌ぐのが先決だからな。
昔からこの地に住んでいるマーサとかいう老婆の話によると実はこのビュッデヒュッケ城はゼクゼンとグラスランドの共用地だったらしい。……老婆といってもあの妖怪おばばに比べればまだまだ若い方なんだろうが……(ぼそり)
シェラ「おんし、何か言ったかえ?」
いや、なんでもない!なんでもないんだっ!!
トーマスの部屋で証文を発見。たしかにここはグラスランドとゼクゼンの共有地だったようだ。確認できたところでさっそく仲間探しを始めよう。
行き先にイクセの村と、大空洞、カラヤクラン、ダックランが増えた。それぞれを巡ってひととおり勧誘してみたんだが……。
……バラの胸飾り(6000ポッチ)に雇い料十万ポッチ?!(滝汗)
な、なんだってそんなに金がかかるんだ?!
こうなったらしかたがない、ゲド編で仲間にしたマチスに勝負を挑むしかないか。
マチス「一勝負するんですか?」
トーマス「僕賭け事はあんまり得意じゃないんですけど……」
俺も実はあんまり……セラウィスいるか?手伝ってくれ。
セラウィス「いいけど……。10万ポッチ稼げばいいんだよね。じゃあ、始めようか」
………………20万ポッチ稼いだな。最後はシッピンか(遠い目)
セラウィス「あれ?もう終わっちゃうの?続きは?」
マチス「何事もほどほどが一番でしょう(こっそり汗) 次からはあなたではなくて、主人公の方との直接勝負をお願いしたいですね」
セラウィス「そう?伝えておくね」
トーマス「ありがとうございます。やっぱり資金が潤沢というのはいいですねー。お陰様でワタリさんも雇えましたし、オーギュスタンさんにバラの胸飾りを届けることもできました。よろしければあなたも僕の城にいらっしゃいませんか?いえ、あなたならいてくださるだけで商売なんてしなくてもいいんです。三食昼寝付きを保証しますから!!」
カイネ「……トーマス君。あとで向こうでゆっくりお話しようか」
まてまて!揉め事はあとにしてくれ!
さらにあちこちを回って、メルという女の子や、スコットなんかも一通り勧誘。
……ジーン?!なんであんた全く変わってないんだ?!(汗)まさか、あんたまで真の紋章持ちってわけじゃないよな???
ジーン「ふふ……」
……つ、追求するのは止めておこう(怯)
ダックランでは、キッドとかいう少年探偵を仲間にしたんだが・・・こいつどうも推理の方は今いちだな。モデルは少年探偵団の小○少年ってところか?まさかコ○ンということはないだろう。
キッド「後であなたの秘密も暴いて差し上げますよ」
悪いが俺は遠慮しておく。さてと、もう少しレベルアップしてから城に戻るか。
そろそろナビゲーターを押しつける人がいなくなってきちゃいました。
まだまだ先は長いのにどうするんでしょうね。
お城に戻って一晩お休みすると、なんと今度はアイクさんが行方不明になってました。なんだか顔色の悪そうな人でしたからね、どこかで行き倒れているのかもしれませんねー。
セシル「そ、そんな……(蒼白)」
トーマス君も城内を探してみることになったんですけど・・・あんまり気乗りはしてないみたいです。
いてもいなくてもあんまり大差なさそうな人ですしね。
適当にぶらついて、ふらふら~とお城の入り口の方へいくとシズさんという女性が訪ねてきました。彼女はアダリーさんのお弟子さんだそうです。アダリーさんというと、トランのお城のエレベータを作った人ですよね。
彼女がエレベータを直してくれるというのでそれを待つことにしました。
皆さんエレベータに気を取られてアイクさん捜索がうやむやになってますけど……いいんですか?
トーマス君はその間に、地下でワタリさんとお話しして北の洞窟まで出張。アヤメさんを勧誘してます。これで現在仲間に出来る人はだいたいお城に呼び寄せられたんじゃないでしょうか。
トーマス君、レベル20に達しちゃいました。
疲れたのでお城の自室でお休みすると、翌朝にはエレベータの修繕が終わってました。荷物の持ち運びが楽になると喜ぶセバスチャンさんにシズさんが新人だからお手柔らかにお願いしますとか告げてますけど……もしかしなくてもここのエレベータの動力源ってバーバリアンなんですか?!……その中に昔の仲間が入っていないことを祈るのみです。
エレベータが動き始めたことによって2階層だと思っていた城の地下に自然洞窟があることが判明しました。ここで一同やっとアイクさんのことを思い出してます。城のどこにもいなかったんですから、あと可能性があるとすればこの洞窟の中だけですよね。ジョアンさんやピッコロさんを仲間に加えて捜索することにしました。
結局、洞窟の最奥に居心地のいい空間をあつらえて読書に耽っていただけなんですけどねアイクさん。人騒がせですね~。でも、地上に戻ったら人がものすごく増えていてきっと吃驚するんでしょうね。
それにしても、セバスチャンさんが首を傾げていたとおりどうやって彼はここまで降りてきていたんでしょうか?エレベータは壊れてましたし、途中には魔物がうようよ徘徊しているのに……。
この幻水3最大(なのかも知れない)の謎を残しつつトーマス編第一章は終了です。
おつかれさまでした~。
ナッシュ「ちょっといいか?」
なんですかナッシュさん。
ナッシュ「昨日、お前セラウィスにちょっかい出されたとか言ってトーマスをどこかに連れて行っただろ。あの後どうなったんだ?」
さあ~。トーマス君に聞いてみたらいかがですか?(にっこり)
トーマス「………………お願いですから聞かないで下さい(←涙目で訴えてます)」
ナッシュ「そうか……変なこと聞いて悪かったよ(汗)」